とうしゅんのご紹介

“とうしゅん”の新しい地域密着型金融推進計画について

平成24年度の取組み状況

1.企業(事業者)のライフサイクルに応じた取引先企業の支援の一層の強化

(1)顧客の資金ニーズに合わせた多様な融資商品などの提供
○市・商工会議所と連携して創業後までの一貫した創業支援を行う「とうしゅん創業塾Ⅱ」を開催いたしました。(平成24年11月~12月)
公募で参加者を募り計34名の創業希望者に参加いただき、平成24年度中に4名の方が実際に創業をされました。
○平成24年度は創業支援として、起業先に対し計17件91百万円の融資を行いました。(うち創業塾受講者に対する創業資金融資は2件8百万円)

  取組み件数  平成24年度 取組み金額  平成24年度
起業先への融資実績 17件 91百万円

○当金庫では地域の発展、地域経済の活性化を金融面で支援するために“地域活性化プログラム”といたしまして、創業・新事業を目指す方を支援する「とうしゅん創業ローン」、技術開発を中部大学に依頼されたKASUGAI産学交流プラザ会員企業を支援する「産学連携ローン」を取り扱っており平成24年度は以下の実績となりました。

☆とうしゅん地域活性化プログラム
  取組み件数 平成24年度 取組み金額 平成24年度
創業ローン 4件 6百万円
産学連携ローン 0件

○外部機関の紹介については、当金庫は中部大学と連携して技術相談に対応しており、当金庫取引先による中部大学研究支援センターに対する技術相談が平成24年度には2件あり、専門家派遣を受けて実施にてアドバイスを受けました。また、中小機構の無料経営相談窓口の紹介により1先が相談に活用しました。

(2)企業の事業価値を見極めた融資手法、資金供給手法の充実

○成長分野(環境・エネルギー・医療介護健康関連等)への融資を強化してまいります。

  取組み件数 平成24年度 取組み金額 平成24年度
成長分野18業種
※への融資実績
43件 1,144百万円

※研究開発、起業、事業再編、アジア諸国等における投資・事業展開、大学・研究機関における化学技術研究、社会インフラ整備・高度化、環境・エネルギー事業、資源確保・開発事業、医療・介護・関連事業、高齢者向け事業、コンテンツ・クリエイティブ事業、観光事業、地域再生・都市再生事業、農林水産業・農商工関連事業、住宅ストック化支援事業、防災対策事業、雇用支援・人材育成事業、保育・育児事業  以上計18種

○職員の目利き能力等を向上させるため、外部研修への職員派遣、外部専門家を講師とした各種集合研修のほか、内部研修を実施しました。

★平成24年度の実績(当庫の研修のうち目利き力向上を目的とするもの)
・外部研修への派遣 : 計48名 (全国信用金庫協会・東海地区信用金庫協会)
・目利き力養成塾 : 計12回 (上期下期各6回)計21名(上期10名下期11名)
・コンサルティング能力向上講座 : 計10回 20名
・事業承継研修会 : 計 2回 計40名(第1回21名・第2回19名)
・医療福祉事業目利きセミナー : 計35名
※外部講師・・・・・TKC中部会、公認会計士、中小企業診断士等

(3)企業の事業価値を早期見極め、早期再生と持続可能性ある事業の再構築支援

○各店の担当者が日々訪問先で得た事業先のニーズや経営課題についての情報を本部が一括管理し全店で共有することで、僚店間のビジネスマッチングおよび本部を経由した外部機関への紹介など、課題解決のための提案の強化を目指す取り組みをしております。
   平成24年度に当金庫の行ったビジネスマッチングのうち成約に至った件数は10件で、うち5件は本業に関わるマッチングで、LED照明への切り替え、太陽光発電設備の設置、看板の建替え、不動産売却等のニーズに対して適切な顧客事業者を紹介することにより、成約に至ることが出来ました。なお、残る5件は不動産の売買のマッチングにて、5件が成約に至りました。

ビジネスマッチングの成約件数 平成24年度 外部機関の紹介活用実績  平成24年度
10件  (うち不動産5件) 3件

○経営改善支援の取組み

地元支援部経営改善支援グループは経営改善が必要と思われる先を選定し、経営改善提案を行うとともに、中小企業再生支援協議会、中小企業支援ネットワーク強化事業や公認会計士等と連携を図りながら、経営改善計画を策定し、その進捗状況のモニタリングにより、計画の達成のためのアドバイス等を行っています。平成24年度は、経営改善先としては本部担当6先、営業店支店長担当先20先および営業店の業況監視先4先を合わせ、合計30先について、外部機関より派遣のアドバイザー及び専門家などの協力を得て、経営改善を支援しました。その結果、ランプアップまでは至らなかったものの17先において改善が進みました。また、営業店の融資及び渉外役席の担当する経営改善推進先35先を選定し、経営改善を支援しました結果、28先のお客様の改善が進みました、返済方法の変更を実施した取引先企業のうち支援を要する349先については、営業店職員による定期的なモニタリングにより、改善計画の進捗確認および改善提案等を行っており、平成24年度ではそのうち4先がランクアップいたしました。

○事業再生への取組み

取引先企業が抜本的な事業再生による経営改善が見込まれる場合には、必要に応じて、外部専門家や外部機関、他の金融機関、信用保証協会等と連携を図りながら色々な支援手法を使い、コンサルティング機能を発揮することにより、最大限の支援を行っています。
事例としては、業況が著しく低下している取引先企業の再生計画案を、中小企業再生支援協議会と連携して策定し、バンクミーティングにおいて再生計画案の内容を説明した結果、他の金融機関の同意も得られ、再生計画が成立しました。

(4)地域経済や取引先のニーズを踏まえた多方面からのサポート対応

○顧客事業先の取引拡大の支援として、「しんきんビジネスマッチング・ビジネスフェア2012」への出展企業の募集をした結果、当庫取引先6先が出展されました。

○平成24年11月5日、TKC中部会より講師を招き、「効果的な業績管理のしかた~PDCAによる業績管理方法」をテーマとし、「とうしゅん経営セミナー」を開催しました。当庫取引先21名が受講され、セミナー後は事前に希望があった3先に対して個別相談会にてTKC中部会の専門家による経営アドバイスがなされました。

○事業承継を課題とする当庫取引先を対象に事業承継個別相談会を計2回(平成24年度と11月7日)開催し、中小企業基盤整備機構より派遣を受けた事業承継専門のコーディネイターによる具体的なアドバイスがなされました。

○平成24年12月21日、当金庫は中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律に基づく経営革新等支援機関として、平成25年3月には2先に対して「ものづくり中小企業・小規模事業者施策開発等支援補助金」の申請支援を行いました。

2.顧客ニーズを踏まえた多様な金融サービスの提供

(1)個人のライフサイクルや社会背景等を踏まえた顧客ニーズへの対応

○「子育て家庭優待事業」(愛知県及び実施希望市町村による協働事業)について、小牧市・春日井市・名古屋市・尾張旭市・江南市に協賛商品の取扱いをしています。 

○地元の小学校5校に金融経済教育出前授業を行いました。また、地元中学校2校の生徒様を2名ずつ職場体験に受け入れ、大学生のインターンシップを計6名受け入れました。

2.顧客ニーズを踏まえた多様な金融サービスの提供

(2)多重債務者問題への対応

○当金庫は、無料似て多重債務相談窓口を設置しておりますが、平成24年度の相談実績はありません、

3.地域社会への貢献

(1)地域行政、商工団体等が目指す地域活性化事業等への参画

○平成24年11月~12月にかけて、小牧市・春日井市の後援、および小牧商工会議所・春日井商工会議所の共催にて、「とうしゅん創業塾Ⅱ」を開催しました。

○平成24年5月26日~27日、小牧商工会議所主催「こまき産業フェスタ2012」へブースの出展をするとともに運営スタッフを派遣しました。また、平成25年2月1日~2日、春日井商工会議所主催「かすがいビジネスフォーラム2013」へブースの出展をしました。

(2)住み良い地域づくりへの取組み

○平成24年6月15日の「信用金庫の日」に、また平成24年9月2日に「大山川クリーン作戦」にて、地域における清掃活動を行いました。

○平成24年7月23日~24日には「小牧平成夏まつり」、および平成24年10月20日~21日には「春日井まつり」に参加をしました。

○地域のスポーツの振興のため、平成24年7月7日「60周年記念小牧・春日井ママさんバレーボール大会」を、平成25年2月10日には「東春信用金庫杯バドミントン大会」を開催いたしました。

○小牧市内において、「小牧山城築城450年記念定期預金」を販売し、計50万円を小牧市の同事業に対して寄付いたしました。また、春日井市内において「愛知トンネル群保存再生支援定期預金」を販売し、計50万円をNPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会へ寄付いたしました。

○定期預金「ぬくもり」を販売し、小牧市、春日井市、名古屋市、江南市、尾張旭市の社会福祉協議会に対して、合計50万円を寄付いたしました。

(3)環境保全問題への取組み

○「とうしゅんエコ積金」の協賛金計30万円を環境保全団体(小牧市緑化推進協議会、春日井まちづくりパートナーシップ会議)に寄付いたしました。

【その他の取組み実績等】

○新規事業先獲得件数
当庫は、地域で活動する協同組合金融機関として、地域において少しでも幅広い企業や個人事業者とのお取引ができるようになることを目指しており、その一環として、小牧市、春日井市を中心とした新規事業先の獲得拡大活動を実施しております。その実績は下表のとおりです。

新規獲得事業所先数 取引事業所先数累計
19年度 18年度 19年度 18年度
先数 502先 666先 3,355先 3,313先

☆ 期末の自己査定結果による債務者区分の移動状況

 金融機関の経営において、信用リスク管理は極めて重要な部分であることから、金融機関は期末日毎など定期的に、自ら貸出金等の回収可能性について、正常先から破綻先までの5段階に区分(債務者区分)する「自己査定」を実施しており、最近の自己査定結果における債務者区分の移動状況は下表のとおりとなっています。

債務者区分 平成24年度における増減
先 数
正常先 41
要注意先 ▲20
破綻懸念先 10
実質破綻先 ▲1
破綻先 ▲4
その他(地公体) 0 
合   計 26

以  上

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